先日ついに歯を1本抜いた。抜かざるを得なかった。この4年間毎晩マウスピースをして必死で守ってきた右上の奥歯から3番目の歯である。3か月ごとの定期歯科検診は1度も欠かすことなく10年余り頑張ったのに・・・( ;∀;)

残された自身の歯は25本となった。「8020運動」すなわち80歳で歯が20本残存することに黄信号が灯った。なんといっても食事を楽しみ、食べ物を味わうのには自分の歯で噛み、咀嚼することが何よりだ。ましてや加齢とともに若い時には楽しかったこと、感動したこともそんなに感じ入ることもなくなった。ただ食事だけは生命維持のためにも嫌が上でも摂ることになる。むしろ歳と共に食べる楽しみのウエイトが大きくなってくる。認知症がかって施設入所している母親を見ているとそう思うし、ここ数年自身に対してもそのように感じつつあった中での抜歯は堪える。

歯を維持するには日頃の歯磨きは言うまでもない。ただ歯石や歯垢まで完全に取り去るには限界があろう。定期的な歯科検診によるメンテナンスが欠かせない。歯垢には300~500種類もの雑菌があるという。歯周病の原因にもなる。歯周病は単に歯だけの問題では済まされない場合がある。糖尿病になりやすくなったり、身体の抵抗力が低下すると全身に細菌が蔓延する敗血症にまで至る場合もある。昨今「健康寿命」という言葉が盛んに言われている。介護を年齢を限りなくゼロにすることと健康寿命は直結する。そこには自身の歯を1本でも多く残存させることは必要不可欠なことであろう。