休診日の第2土曜日、早起きをしてしまった。仕事の書類が山積していることもあり、どうせなら誤受診者も多分、きっとおられるだろうからと通常に近い午前9時にクリニックに到着。積まれた書類に目を通している最中にピンポーンとインターホンが鳴った。(ドアには受診された方はインターホンを鳴らすようにと張り紙)一人目の誤受診者である。その後またぞろ5人の誤受診者があった。再度向き合った山積している書類に茫然としてなかなかはかどらない。書いても 書いても湧いてい来るように書類に追われる。思わず「賽の河原」と言う言葉が脳裏に浮かぶ。どの診療科よりも精神科での書類が一番種類が多いと確信をもって言える。年初より書類の処理数を記録している。実に16種類もの書類(障害年金、障害者手帳、自立支援、介護保険、支援区分認定などの診断書や意見書、生保や職安からの書類、訪問看護の指示書などなど)があり、1月が延べにして16種類99枚の書類を書いている。簡単に書ける書類ばかりではない。障害年金などの新規の診断書などは1枚に数時間を要する最も神経を使う診断書もある。さらに厄介な問題にこれらの書類の一部にマイナンバーの記載が求められている。単なる書類の管理だけでなく知りえたマイナンバーの厳重なる?管理も求められるのである。折角の休診日も出勤し誤受診者を診て、書類書きに追われる…自分がおバカなように感じられてならない。