睡眠時無呼吸症候群ってどんな病気?
睡眠時無呼吸症候群は昨今ではよく聞く病名です。なんだかいつも「おおきないびきをかいてる」「いびきをかく体質」なのだろう。
などと簡単に考えがちですが睡眠時無呼吸症候群は放置するとたいへん危険な病気です。
眠っている間に呼吸停止または低呼吸をおこし脳が酸欠状態になります。
当院では睡眠時無呼吸症候群の治療も行なっております。
睡眠時無呼吸症候群の簡易測定器具を貸出
二日間測定器具を装着していただき、二日間検査をします。器具じたいの装着は簡単にできます。装着時間は8時間と少し長めに設定しておりその間睡眠をとっていただきます。
器具に内蔵されているSDカードを次回受診時までに持参いただき解析を行います。次回受診時に検査結果をお知らせします。料金は保険適応で2700円ほどになります。
- 就寝中に意識が覚めることを短時間でくりかえす、それによって脳が不眠になる
- 昼間の耐えがたい眠気
- 気分が塞ぎ込む(抑うつ)
- 就寝中に何度も起きてしまう
- 集中力が低下する
- 睡眠時の呼吸停止(家族などが気づく)
- おおきないびき(家族などが気づく)
- 夜間の頻尿
- 起きた時に頭痛がする
- インポテンツ(女性の場合は月経不順)
- のどが渇く
- こむら返り
- 糖尿病性昏睡
家族など同居人がいない場合、病気の発見が非常に遅れます。自覚症状が無い方も多く一人暮らしの方などは徐々に症状が悪化し深刻な問題を起こしてしまう場合もあります。
よく眠れてないために昼間の眠気が強く仕事に集中できなかったり最悪の場合、眠気のために運転中に交通事故を起こしてしまう場合もあります。同居の方がいてもこの病気のことを知らなければ単に「いびきをかきやすい性質」としか認識されないこともあります。
睡眠時無呼吸症候群に特有のいびきは、通常の一定リズムではなく、しばらく無音のあと著しく大きく音を発するという傾向・特徴を持っています。 家族の方や同居の方のいびきがひどい状態である、また一人暮らしの方であまりにも昼間の眠気がひどい状態であれば早期の受診をおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群とは眠っている間に呼吸停止、または低呼吸になるため脳が酸欠状態になることです。そのため酸欠になっている脳に酸素を送らなければいけません。
治療法としては「C-PAP」というマスクを装着してもらいます。「C-PAP」とは、鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかける方法です。本体のセンサーが「無呼吸状態」をキャッチすると、空気の圧力をあげて無呼吸状態を解消します。いまや睡眠時無呼吸症候群のもっとも重要な治療法となっています。なお「C-PAP」はレンタルで使用できます。