「学校と病院とお寺の街」と言われる天王寺、とりわけ当院が位置する茶臼山町近辺には一心寺や四天王寺があり、一年で最も人で賑わうお彼岸も終わって、日常の喧騒レベルに戻っている。

当院の待合室から見えているもっこりと樹木で覆われている「茶臼山」は何年か前の文化庁の調査で立派な古墳であることが判明し、また、NHKの大河ドラマ「真田丸」の主人公である真田幸村公にゆかりのある地でもある。今から400年ほど前に「大阪冬の陣」で徳川家康が本陣をこの茶臼山に構えた。4ヶ月後の「大阪夏の陣」で家康公と幸村公との激戦の地が茶臼山から四天王寺西門辺りであり、幸村公の死戦場ともなった。ちなみにこの夏の陣で小生の菩提寺である四天王寺も戦禍で焼失している。

一日の仕事が終わった頃に茶臼山を臨むと個々の日中の活動場所から群れをなしてカラスの大群が帰還してくる。今や茶臼山を覆う樹木はカラスの巣窟となっている。先般のブログにも書いた「怪鳥?」はともかくも世間では忌み嫌われがちなカラスではあるが、その内に八咫烏「やたがらす」なる3本足のカラスでも発見して激写→ブログ投稿を目論んでいる。

ちなみに八咫烏「やたがらす」は日本神話において、神武天皇を大和の橿原まで案内したとされており、導きの神として信仰されている。また太陽の化身とも言われている。言うまでもないことだがサッカー日本代表のシンボルマークにもなってる。