歳のせいかここ数年で食生活の変化を自覚している。とにかく野菜が食べたくて仕方がない。昼食は作業所弁当か外食かである。あらためて思うことに外食で十分とまではいかなくてもまぁ~満足できるほどの野菜を食べようと思えばお店はかなり限定される。 私の昼食の為の行動範囲の中で大きなウエイト占めているものがある。診察室の窓越しに見える谷町筋を挟んで対面の「餃子の王将」である。オーダーするパターンは概ね3つ・・・「皿うどん」か「野菜炒めと半チャーハン」冬場は「チャンポン」知る人ぞ知る野菜たっぷりメニューで詳細は割愛する。若かった時のように餃子はほとんど食べなくなった。昼間の外食ではなかなかありつけない野菜には知れば知るほど魅力満載の食材である。ローカロリー、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなどの各種栄養素に食物繊維が便通を良くする。ご飯を食べる前に野菜を先に食べると食物繊維が糖質の吸収を緩徐にしてくれ膵臓のインシュリン分泌の負担軽減につながる。さらに腸内細菌の餌となり善玉菌の割合を増やす。腸内細菌(腸内フローラ)と言えば「第2の免疫組織」と言われ、免疫機能の要となる。現代人は野菜が不足がちだと言われて久しい。しかしながらランチ時に例えば「マクドナルド」でもセットメニューのひと工夫で意外と野菜は取れる。フライドポテトの代わりに野菜サラダをコーラやコーヒーのかわりに「野菜生活」なる野菜ジュースにすることで僅かながらでも野菜はとれる。とにかく食事は1日3食きっちり食べて、野菜をその中にどんなかたちであれ1日400g(?)を目標にしている。表題の「医食同源」と言う言葉は和製の造語なんですね!1970年代NHKの料理番組「きょうの料理」に出演していた医師が「健康寿命と料理」に関連して使われたのが初出らしい。もっともその語源はやはりというか中国の古来からある健康秘法「薬食同源思想」にあるようだ。今日も夜診で患者さんの顔の位置の左上後方の窓越しに、点滅してグルグル回る黄色いランプに囲まれた「餃子の王将」の看板が目についてしまう。追記:8月30日 最近ハルカスのB2の地下食堂に「リンガーハット」が入店していることに最近気づいた。今後はレパートリーを増やして、「リンガーハット」の野菜たっぷりあんかけ皿うどんか野菜たっぷりのチャンポンも昼ごはんの選択肢としていこう。