久し振りのブログ投稿・・・昨年の8月以来である。9か月歳を重ねただけではない。体重も歳とともに増えてしまっている。約4kg増である。それがどうなんだ!と。言い換えればBMIが25と腹囲が85cmに限りなく近づいている。(BMIとは身長(m)を体重(Kg)を二乗したもので割る)BMI25は肥満とされるラインであり、腹囲85cmは男性のメタボリックシンドロームに至る目安となるラインである。加齢とともに代謝機能が低下し、活動量が同じであっても若い時と同じようなカロリー摂取をすると自ずと体重が増えてしまう。しからば活動量を増やせばよいが、これがまた継続性からして簡単なことではない。やはり日頃の食事の摂り方が大きな影響を及ぼす。基本1日3回、年間千回を超える日常生活動作は食行動くらいだろう。ちょっとした心掛けによって結果が大きな差となってくる。心掛けとは・・・すなわち栄養バランス、摂取カロリー、食事時間帯、食べる速さ(咀嚼回数など)等を言う。わかっちゃいるけどその履行が難しい。食べることは一番手軽なストレス発散でもあり、人生の後半になるにつれてその楽しみのウエイトが大きくなる。しかしながら正しく修正された食習慣を身につければ、人生での大きな食べる楽しみへの遜色はなくなるものである・・・・とある種の悟りを垣間見たつもりであった中でのこの9か月であったのに・・・。
肥満やメタボは健康寿命と直結しているし、健康でなければ病んでる人は診れない。しかし表題にある「メタボとの闘い!」にはもう一つ別の理由がある。現在 2つの会社の産業医をしている。この時期の産業医業務は、特に休職者や残業80時間超えの人がいなければ、年に1回ある健診結果を全従業員と面接にて結果をフィードバックしている。健診結果表にはまず最初に身長、体重、BMI,腹囲、血圧、喫煙の有無などから記載されている。まずBMIや腹囲に問題があれば食生活、食習慣を尋ね、問題点を指摘する。要は医療者として苦言を呈する訳である。となれば自身が肥満やメタボであれば、いくら立場上の苦言であっても空しく、説得力もなく、様にもならない。禁煙治療において治療者が喫煙していてはお話にならないように、メタボも然りである。
食生活へのしわ寄せを少しでも軽減するのに、自転車通勤より徒歩通勤の方がよいに決まっている。朝から20分強の徒歩通勤に逡巡すること10数年~高齢者になってからの大きな課題とすることで今は無理矢理得心させている。